夏に感じる肌悩みの原因
体温調節のために発汗し、汗が蒸散することで肌の表面が乾燥し、乾燥から守るために皮脂分泌を繰り返しています。
また紫外線ダメージによる日焼け、エアコンや扇風機の風による冷え、乾燥を感じやすいです。
こういったことから肌の代謝（ターンオーバー）が乱れ、鏡をみた時に肌のくすみを感じたり、触った時にカサつき、ザラつき、ゴワつきが気になるようになります。また、皮脂づまりやニキビ、吹き出物が出来たり、スキンケアの浸透の悪さ、メイクノリの悪さを感じることも。
つるんとした肌触り、調子の良い肌を作るためには「角質を整える」「肌のうるおいを高める」ことが大切です。
【つるんとした肌に導くスキンケア法】
1. 乱れた角質をクレイパックで整える
肌の代謝（ターンオーバー）が乱れていたり、日々のクレンジングや洗顔で汚れがきちんと落とせていない状態が続くと、肌表面には古い角質が蓄積します。
この古い角質が停滞することで、肌を触った時にザラつき、ゴワつきを感じたり、くすみ、スキンケアの浸透の悪さ、皮脂づまりや黒ずみを招きます。
クレイパックとは、泥（クレイ）で作られていて、不要な汚れを吸着して落とし、硬くなった角質をやわらかくほぐして肌触りを均一に整えるアイテムです。
週に1回のスペシャルケアとして取り入れることで、不要なものを溜め込まず整った角質を維持することができ、スキンケアの浸透が高まることで肌のコンディションを整えます。
2. 化粧水で肌の水分量を高める
一見汗や皮脂でうるおっているように見えますが、実は汗、紫外線、エアコンの風などで肌の内側は乾燥していることがほとんどです。
角質層の水分が少ないと、触った時にカサつき、くすみを感じ、肌代謝の乱れとなりあらゆる肌トラブルや肌悩みを招きます。
化粧水は肌にとって水分の役割で、角質を整えるもの。バシャっと適当につけるのではなく、
- 顔全体に化粧水を広げる
- コットンまたは手のひらで優しくおさえるように浸透させる
- 1、2を繰り返す
このようにていねいに浸透させることで角質に水分が浸透し、肌がうるおいを維持、過剰な皮脂分泌をコントロールします。
3. 乳液、クリームを重ねて水分を逃がさない
夏はベタつきが苦手だからと乳液やクリームを省く人がいますが、水分である化粧水や美容液を肌の中に留まらせるためには、乳液、クリームでフタをすることが大切です。
化粧水は水、クリームは油の性質なのでなじみにくいことから、なじみやすいように通り道を作るのが乳液です。
- 乳液を顔全体に広げる
- 手のひらで優しくおさえる
- クリームを顔全体に広げる
- 手のひらで優しくおさえる
をおこない、角質の水分と油分バランスをキープしましょう。
【つるんとした肌に導くおすすめスキンケア】
ザラゴワ角質を整えたい人におすすめ
チューンメーカーズ 原液クレイマスク
沖縄産のクレイ（マリンシルト）、AHA（フルーツ酸含有エキス）、発酵AHA（フルーツ酸含有エキス）、BHA誘導体（サリシン含有エキス）によって、クレンジングや洗顔では落ちない古い角質、毛穴の皮脂づまりや黒ずみを落とすパックです。
ほかにも保湿成分のCICAエキス、セラミド、ウィッチヘーゼルエキス、透明感のある肌に整えるVC-6ビタミンC誘導体も配合されています。
なめらかなクリームのテクスチャーです。洗顔後の乾いた肌に、目と口周りを避けてパックを塗り広げます。細かなクレイ粒子が肌にピタッと密着します。
5～10分ほど置き、ぬるま湯または水で洗い流します。
ビフォーアフターで見比べてもわかるように、古い角質やくすみがなくなり、肌がトーンアップしています。
ゴワゴワとキメの荒さが目立っていましたが、柔らかくつるんとした質感、キメ細かな肌に整いました。
しっとりもちもちうるおう肌にしたい人におすすめ
コラリッチ リンクルホワイトローション
日中の汗、紫外線、エアコンなどで乾燥し、肌がカサつき、うるおい感が持続しない人はしっかり水分を補うことが大切です。
コラーゲンの生成を助け、乾燥によるうるおいを高めると今話題の有効成分「ナイアシンアミド」、乾燥ダメージをケアする「3種の和漢植物エキス（シャクヤクエキス、ボタンエキス、ユリエキス）」、ハリとうるおいを与える「3種のコラーゲン」、うるおいを満たす「4種の美容成分」が配合されています。
とろみのあるテクスチャーです。とろみはありますが余計なベタつきなどは残らないので、夏にも使いやすいです。
この化粧水は美容成分を角質層までしっかり届け、長時間肌に留まるように三相球状ラメラ構造処方で作られているので、なじませたあともしっとりとした保湿力が続き、もちもちした肌に整えます。
みずみずしく透明感のある肌にしたい人におすすめ
ノエビア ブランコンディショナー
くすみのないパッと明るい肌、日焼け後のシミやくすみを予防していきたい人は、保湿成分と美白有効成分が含まれた化粧水を使うのがおすすめです。
うるおいを高める「ナイアシンアミド」、透明感を高める「ビタミンC誘導体」、角質をなめらかに整える「グリコール酸」、「3つの植物エキス（ハトムギ、イリス、ゲンノショウコ）」、「グリチルリチン酸ジカリウム」が配合されています。
サラッとみずみずしいテクスチャーです。素早く肌に浸透し、さっぱりした仕上がりです。肌にうるおいを与えるだけでなく、肌キメの整えに効果的です。
潤いと保湿力のある肌にしたい人におすすめ
ユリアージュ シカデイリー ジェルクリーム
化粧水をなじませてもすぐに乾燥してしまう、敏感肌だから角質ケアはできないけど肌トラブルをなんとかしたいという人には、フランスのユリアージュ地方にある「ユリアージュ温泉水」をベースに、肌にうるおいとハリを与える「ツボクサエキス」を配合したジェルクリームがおすすめです。
ジェルとクリームの良いとこどりをしたテクスチャーです。乾燥肌、敏感肌の人は他の人に比べて圧倒的に水分量が少なく、化粧水を浸透させてもすぐに乾燥を感じやすいことが特徴です。化粧水や美容液を塗った後、水分を留まらせやすいジェル状のものを重ねることで、水分を維持することができます。
ジェルやクリームはしっとりベタつくような印象ですが、みずみずしくベタつきが少ないので、夏のあいだも使いやすいです。
いかがだったでしょうか。夏の肌悩みには、角質ケアや、水分量を増やすためのケアを取り入れるなど、スキンケアの見直しが大切です。夏でも使いやすく保湿力の高いアイテムなど参考にしてみてください。
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