お腹痩せには、エクササイズによる体の動き+呼吸による「腹部」の動きがとっても重要になってきます。今回は、腹部をギュッと包み込む天然のコルセット・腹横筋を鍛えて、すっきり薄いお腹まわりを目指す呼吸のコツを紹介していきます。
「呼吸」で天然のコルセットを強化! お腹全方位痩せを目指す
気になるお腹まわりのサイズ感――。「キツい腹筋運動はしたくないけれど、お腹痩せしたい!」そんなときは、呼吸に意識を向けて腹横筋(ふくおうきん)を使うエクササイズをおこなってみてはいかがでしょうか。
腹横筋は「天然のコルセット」
腹横筋は、 肋骨や骨盤、そして背中側の筋膜からお腹をグルッと包むようにつながる深層部に位置する筋肉。
咳や激しい運動時の呼気のときに使われるほか、腹部中央に位置する腹直筋や、腹部サイドに位置する外腹斜筋・内腹斜筋とともにお腹が出ないように引っ込めておく働きを持ちます。大きく息を吐くときに腹部を周囲からギューッと締めてお腹をへこませるため、天然のコルセットとも呼ばれる筋肉です。
<腹横筋を使うときのポイント>
この筋肉は、息を大きく吸って胸郭を膨らませているときにストレッチされ、息を大きく吐きながらお腹をへこませるときに働くので、エクササイズ時は体の動き+呼吸によるお腹の動きを意識すると◎。
ここからは、お腹痩せに効果が期待できるエクササイズと呼吸のコツを伝授していきます。
仰向けでおこなうお腹痩せエクササイズ【腹横筋はここで使う!】
<やり方>
1)仰向けになり、ひざを立てます。脚は揃えておきましょう。腕は体の横に広げ、手のひらを床につけます。恥骨を軽く突き上げて、腰~お尻を床に近づけておくとさらにgood! 腰を痛めにくくなります。
2)【息を吸いながら】脚を床から持ち上げます。すねが床と平行になるように、ひざを90度に曲げた姿勢をキープ。
3)【息を吐きながら】脚を右に倒します~【息を吸いながら】脚を中央に戻します~【息を吐きながら】脚を左に倒します。息を吐いて、お腹をグーッと薄くしながら脚を倒しましょう。脚は床につかなくてOK。両方の肩を床につけたまま、お腹にねじりを加えます。<回数:10~20回>
4)2の姿勢から【息を吐きながら】足裏を床に近づけます~【息を吸いながら】ひざを胸に引き寄せます。反動はあまり使わずに、まずは無理のない範囲で脚を上げ下げしましょう。
ここでも、吐く息でお腹を薄くすることに意識を向けて、エクササイズをおこないます。<回数:10~20回>
エクササイズの最中は、体の動きに意識が向きがち。ですが、お腹痩せに関しては呼吸による腹部の動きがとても重要になってくるので、ぜひ参考にしてみてください。
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