一つでも当てはまってたら注意!プロが警報を鳴らす「実は太る習慣」5選

特別な努力をしていないのに太らない女性と、なぜか年々太ってしまう女性とでは、一体何が違うのでしょう?そのヒントは習慣にありました。今回は、ダイエット専門医院に勤めていた経験を持ち、現在はヨガ講師である筆者が、大人女性が気をつけるべき「太る習慣」5選をご紹介していきます。あなたはいくつ当てはまりますか?

太る習慣①食事中のスマホ

スマホ片手に食事をしていませんか?「ながら食べ」は、太る食べ方の代表例です。食事に集中せずによく噛まないで食べると、満腹中枢が満腹感を得にくく、つい食べ過ぎてしまいます。

ヘルシーに痩せるためには、五感で味わいながら集中して食べることが大切です。ゆっくりと噛んで、味や香り、食感、見た目から食事を楽しむことで、たくさん食べなくても満足感を得られるようになります。

太る習慣②炭水化物を抜く

意外かもしれませんが、炭水化物抜きの食事を続けると太ってしまいます。実際に、私がダイエット専門医院に勤めていたときも「炭水化物抜きダイエットをしているのに全然痩せない」という方にたくさん出会いました。

脳は炭水化物を唯一のエネルギー源にしているため、炭水化物を抜く生活を続けると、飢えないように脂肪を溜めこみやすい身体にしてしまうのです。

炭水化物は、筋肉にとっても大切なエネルギー源です。炭水化物を抜いた状態で運動をすると、筋肉が分解されて筋肉量が減少する可能性があります。メリハリのあるボディから遠ざかってしまうだけでなく、疲れやすい身体になってしまうので要注意。

炭水化物を摂る上でおすすめなのは、食物繊維を多く摂取できる玄米や雑穀米です。避けたいのは食パン、惣菜パンなどのパン類。製造過程でバターや砂糖が加えられているパンは、脂質、カロリー共に高くなっています。

太る習慣③野菜ばかり食べる

野菜は低カロリーで痩せるイメージがありますが、野菜だけではエネルギー不足に陥ってしまいます。すると、人間の身体は少ないエネルギーで維持するために、省エネモードに切り替わります。

例えば、1日の摂取カロリーを1,000kcalに抑える生活を続けると、その摂取カロリーで生きていけるよう、身体が順応していくのです。そのあとダイエットをやめて1日2,000kcalを摂取する生活に戻すと、カロリー過多となり、脂肪がみるみる増えていきます。これがリバウンドの仕組みです。

綺麗に痩せるには、魚、肉、大豆製品などをしっかり食べて良質なタンパク質を積極的に摂取しましょう。筋肉、肌、髪といった細胞すべての材料となるのがタンパク質です。タンパク質不足で筋肉が減っていくと、代謝が落ちて年々太りやすくなっていきますよ。

太る習慣④甘い飲み物を飲む

これから温かいカフェラテやココアが美味しく感じられる季節がやってきますが、甘い飲み物は血糖値を急上昇させ、太りやすい身体を作ってしまうので要注意。

カロリーも非常に高く、1杯300カロリー超えは当たり前です。甘い飲み物を毎日飲む人と全く飲まない人とを比べると、1ヶ月で約9,000kcalも摂取カロリーに差がつきます。体型にも差がでてくることが容易に想像できますよね。

とはいえ、甘い飲み物を飲むと心がほっと緩みますし、私も大好きです。

どうしても飲みたい時には、ホットの豆乳やピュアココアを使ったドリンクがおすすめ。ピュアココアは、ココア豆から作られた砂糖や添加物などが含まれていないココアパウダーのこと。食物繊維やミネラルも豊富に含まれています。少量の熱湯を注いでよく混ぜてから温めた牛乳を注ぎ、お好みで砂糖やハチミツを加えれば完成です。甘さ控えめで作ってみましょう。

太る習慣⑤:6時間以下の睡眠

日本人は睡眠をおろそかにしがちですが、睡眠不足によって太りやすい身体になることは、さまざまな研究から明らかになっています。

例えば、早稲田大学スポーツ科学学術院の研究からは、睡眠時間が短くなると食欲抑制ホルモンが減少し空腹感が増加することが判明しています(※1)。
アメリカ、コロンビア大学の研究では、睡眠を多く取ると減量効果が高まることも示されています(※2)。

痩せたいけれど睡眠はさほど大事にしていないという方は、ぜひ今すぐ見直してみましょう。夕飯後の間食が習慣になっている方は、早寝を徹底するだけでも体重がするっと減っていくはずです。

「特別なことはしていない」というのに美しい女性は決まって早寝早起きです。7〜8時間しっかり眠っているので、食欲に振り回されることがありません。さらに心も身体も元気なので、アクティブに毎日を過ごしています。

習慣を変えれば人生が変わる

なかなか痩せないという方は、悪い習慣のせいで太りやすい体質になっている可能性があります。習慣を変えることは簡単ではないですが、まずは「これは良くないことなんだ」と気づき、意識するところから始めてみてください。できる範囲でこつこつ続けていくことで、今後の人生がガラリと変わっていくはずです。

参考
(※1)早稲田大学スポーツ科学学術院 “睡眠時間の短縮が肥満リスクを増加させるメカニズムを解明”

(※2)コロンビア大学 “How Sleep Deprivation Impacts Mental Health”

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です