BMI20の見た目は太っている?
男女別に計算方法まで解説

スタイルキープやダイエット情報に敏感な方はご存知かと思いますが、そうでない方にとって「BMI」という単語はあまり聞きなれないですよね。
しかし、いざダイエットやスタイルアップをしようと思い立って色々と調べていると、必ず目にする単語でもあります。

BMIとは、「Body Mass Index(ボディ・マス・インデックス)」の略で簡単に言えば肥満指数です。

一般的に理想的なBMIは22とされており、疾病率が最も低いのがこのステージですが、どうやら一部ではBMI20の見た目が太っているという声があるようです。
健康面を考えれば理想的な数値より2も低いB20ですが、本当に太って見えるのでしょうか?

この記事では、BMI20の人がどう見えるのか、自分のBMIを知る方法や最適なBMIを目指すための方法についてご紹介します。

BMIは、これからダイエットを始めようとしている人が絶対に知っておくべきポイントなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

BMI20の体型について

まずはBMI20が太っているかどうか、どのような見た目なのかについて。
健康面はともかく、ダイエットにおいて重要なのは実際の体重よりも「人からどう見えるか、人の目にどう映るか」ですよね。

ここでは、BMI20の人の見た目と、自分のBMIを計算する方法をご紹介します。

まずはBMIの計算方法について。
この計算方法は男女共通となっています。

~BMIの基本の計算方法~

BMI=体重kg÷(身長m×身長m)

例:体重53kg/身長150cmの場合、計算式は53㎏÷(1.5m×1.5m)となり、BMIは23.55ということが分かります。

※注意点・・・身長は㎝ではなくmで計算すること

BMI肥満度判定
18.5未満低体重(やせ)
18.5~25未満普通体重
25~30未満肥満(1度)
30~35未満肥満(2度)
35~40未満肥満(3度)
40以上肥満(4度)

BMI20の女性について

上記の表を見て分かるように、BMI値が18.5以上25未満の人は「普通体重」、18.5未満の人は「低体重」に分類されます。
つまり、BMI20の人は普通体重ということになりますね。

また、女性にとってのBMI20は適度にスリムで女性的な魅力がある「美容体重」とも言われています。
そのため、BMI20の人は決して太っているわけではなく、むしろ女性にとっての理想とも言えるでしょう。

しかし、筋肉が少なくたるんだ身体では、筋肉で引き締まった人よりも太って見えるのは明らかです。
BMIだけを見れば痩せている部類に入っているのになぜか太って見えるという方は、ほとんどの場合筋肉量が少ないのが原因でしょう。

BMIだけでスタイルは判断することができませんが、太っているわけではないので必要なのは「筋肉を増やす」ことです。

BMI20の男性について

BMI20の男性は、頼りない印象や弱弱しい印象が少なく、男性としての魅力があふれたスタイルと一般的には言われることが多いようです。

男性は女性よりも筋肉がつきやすいので、同じBMI20でも筋肉量は女性よりも高いことがほとんど。
そのため、男らしいたくましさを残しつつ、だらしなさを感じさせない理想的なスタイルと言えます。

身長別の標準体重もひとつの指数になるので、こちらも計算方法を覚えておくと良いでしょう。

女性=(身長m×身長m)×20(BMI)
男性=(身長m×身長m)×22(BMI)

BMI20を目指すために

BMI20を目指すためには、
・健康的でヘルシーな食生活と有酸素運動によって脂肪を減らすこと
・食生活やトレーニングによって筋肉を増やすこと

この2点がとても重要なポイントとなります。

運動と食事のカテゴリーに分けて詳しく見ていきましょう。

BMI20を目指す運動

BMI20を目指すための運動としておすすめなのは、ジョギングや水泳などの有酸素運動です。
有酸素運動は効率よく脂肪を燃焼させることができる、ダイエットに最適な運動。
BMIが20よりも高いという方は、まず有酸素運動で体重を減らすことを意識しましょう。

有酸素運動に加え、筋トレも同時進行すると尚良し。
筋トレによって筋肉量が増えれば、脂肪燃焼効果も高まります。

また、単に痩せるだけではなく引き締まったスリムな体型を目指すという意味でも筋トレは必要不可欠です。

筋トレと言うと、ジムやパーソナルトレーニングなどの本格的なものを想像する方もいるかもしれませんが、何より大事なのは継続すること。

筋トレのメニューには特別な道具や広い空間などが要らない手軽なものもあるので、自宅でできる筋トレ方法を試してみてください。

BMI20を目指す食事

ダイエットにおいて、運動とともに気を付けるべきは「食事」ですね。

太ってしまう原因は、消費カロリーよりも摂取カロリーが上回っているから。
逆を言えば、摂取カロリーが消費カロリーを超えなければ必然的に痩せていくということです。

そのため、食生活の改善で最も必要なのはカロリーを抑えることです。

今まで何も考えずに好きなものを食べていたという方はカロリー過多になっている可能性が高いです。

女性の場合、1日の消費カロリーは2,000程度とされています。
食事を2,000カロリー以内に抑えて、脂肪をつけないということを意識しましょう。

また、脂肪を減らすことに加えて大切なのは脂肪を育てること。
食事は筋肉を育ててくれるたんぱく質をたくさん含んだものをとるようにしましょう。

注意点

外食や間食が多い人は注意!

食べたいものが食べられる外食には誘惑が多く、外食は基本的にカロリーが高いので注意が必要です。
普段から外食が多い人は、回数を減らしたり、注文するメニューを制限したりしましょう。

また、つい間食をしてしまうという人も節制しましょう。
ダイエットにおいて甘いものは天敵です。
             

BMI20は太っているという声について

先述したように、BMI20の体型は女性にとっても男性にとっても理想的と言えます。
それなのに太っていると言われるのは、現代の日本人の感覚が理想の体型よりもスリムなスタイルだからでしょう。
特に若者にとっては、BMI20よりもBMI18.5未満の低体重が理想とされる傾向にあります。

そんな近年の傾向はあるものの、別の理由で太って見えるケースも。
それは体重は重くないけれど筋肉量が少ないためかもしれません。
たるみやむくみで太って見えることはよくあります。

スラっとしたスタイルを目指すためには、程よい筋肉が不可欠です。
筋肉をつけることで基礎代謝が高まり、太りにくい体質になるという相乗効果もあります。

また、姿勢が悪いことで太ってみえてしまっている場合もあります。
正しい姿勢を保つことは、筋肉や体幹を鍛えることにも繋がります。
いくらスタイルが良くても、姿勢が悪ければ台無しです。
例えば猫背に悩んでいるという方は、腹筋や背筋がないことが原因かもしれません。
日頃からの姿勢に注意するだけで、腹筋や背筋に緊張感をもたせることができるので、普段から意識して過ごしましょう。

まとめ

BMI20という数値は、性別に関係なく理想的なスタイルであることがお分かりいただけたかと思います。

男性であれば、程良いたくましさのある体型。
女性であれば、女性らしいシルエットを残しつつもスラっとした体型。

見た目の美しさだけではなく疾病率も低いとなれば、目指す価値は大いにあるでしょう。

BMI20なのに太って見えるという方は、筋トレと筋肉を育てるための食品を多く含んだ食生活を意識して、引き締まったボディを目指しましょう。

ダイエットは思い立ったときが始め時。
この機会にぜひBMI20を目指すための運動・食事をはじめてみてはいかがでしょうか。

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